こんにちは!ここあ(@cocoa_blog0714)です♪
今回はコロナ禍で需要が高まっている
「パルスオキシメーター」
について
現役看護師として働いているここあが解説していきたいと思います。
パルスオキシメーターとは
パルスオキシメーターとは?
皮膚を通して血液に含まれるヘモグロビンがどの程度酸素を運んでいるのか測定することができる機器です。
医療現場では患者さんの容態を知るうえで欠かせないものとなっています。
パルスオキシメーターで何がわかる?
体の中に流れている酸素がどの程度かを把握することができます
パルスオキシメーターで測定するのは
- 動脈血酸素飽和度(SpO2と呼ばれています)
- 脈拍数
の2つです。
ここで見ていただきたいのがSpO2です。
SpO2を測定することで血液の中に酸素がどのくらい流れているのか確認することができます。
この値を見ることで肺や心臓が正常に機能しているか判断することに役立ちます。
例えばコロナを患った方のSpO2が低いと
- 肺から酸素がうまく取り込まれていない→肺炎が悪化している
- 血栓(血のかたまり)ができそれが肺動脈につまった→肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)
などが考えられます。
ですからパルスオキシメーターで測定するSpO2は
急変リスクや重症化を知る手がかりとなるのです。
ちなみにわたしが以前購入したものは
富士コムテックさんの商品です⇩
使用方法
使用方法
パルスオキシメーターは皮膚を通してSpO2を測定するため、指や耳たぶ、おでこなどで測定します。
一般的に販売されているクリップタイプのものは
赤い光の出る装置を指に挟むだけで測定できます(足の指でも測定できます)。
注意点
- 赤く発光している部分がありますので、そちらを爪側に装着してください。
- 正確な値を測定できるよう、安静時に測定するようにしてください。
- 運動後などの場合は装置をつけてから脈拍が安定する20〜30秒後の値を読むようにしてください。
測定できなかったら?
- 装置を付け直して再度値を確認してください。指を変えてもらってもかまいません。
- 指先が冷えていると感知できないこともあるため、温めて再度測定してみてください。
- ネイルをしている場合も感知できないことがあるため、マニキュアを落としてから測定するようにしてください。
正常値・異常値
SpO2の正常値・異常値
健康な方の標準値は96〜99%と言われています。
90%以下は何かしらの呼吸不全状態をあらわし、酸素投与などの処置が必要となることが多いです。

SpO2は個々人が持つ要因(持病、喫煙歴など)により意味が異なってくるため、判断は主治医や医療機関の指示を仰ぐようにしてくださいね。
最後に
体温計で体温を測定するように、パルスオキシメーターでSpO2を測定することは自身の体調を知ることにつながります。
ただ使用目的や使用方法などを知らず、値だけを見てパニックにならないよう正しい知識を身につけることが大切です!



この記事がどなたかの参考になれば嬉しいです。